あっぱれ!

前回からの続きです。

お客様が吸われている煙草を買いに、
コンビニまで自転車を走らせた大久保の話を聞いて、
22才、入社3ヶ月の新人スタッフが、

「一緒に仕事をする人との関係って大事だなと思いました。
もし、一緒に入っている人と仲がよくなければ、
煙草を買いに行きたいと思っても、言えないかもしれないなぁ、
と思いました。」

と言った。

そうそう。

ホント、おっしゃる通り。

人と人の関係性は、意識せずとも、あらゆるところに顔を出す。

24時間営業、365日稼働、みんなで仕事をグルグル回すこの業態は、
特に、人間関係が仕事に影響すると思う。

それは何故かと言うと・・・

ホテルの仕事=グルグル回す

で、

グルグル回す=「引継ぎ」に次ぐ「引継ぎ」

で、

「引継ぎ」には「お願い」が含まれる、

からだ。

関係がいい人とあまりよくない人、
それぞれから、何かをお願いされた時、
その後の行動がどうなるかは、
私が説明するまでもないだろう。

もちろん、

「仕事です!私は、好き・嫌いの感情には左右されません!」

とおっしゃる方もいるだろう。

みんながみんなそうであればいいのだが、
なかなかそうもいかないのが人間界。

だからこそ、

「じゃあ、どうする?」

と、

1人1人が考えていくことが大事なのだと思う。

 

研修の後半は、
大久保がシフトに入った時に必ずやっていることを整理し、
共通していることを探してみた。

①情報収集
②提案と確認

大久保はこの2つをいつも自分に課していることがわかった。

それから、

「仕事をマンネリ化させない秘訣は?」

と言う質問に、

③自分が出来ることをする。
うまくいっていないことを誰かのせいにしない。

と答えていた。

多分、

①と②を粛々とやり続けたからこそ、たどりついた③。

あっぱれ!

だ。