キットカット、パクっ、ボー

 

20160323034815

週末、三重大学で開催された
西條剛央先生の「構造構成主義質的研究」の
ワークショップに参加してきた。

計4日間のワークショップは、

参加者40人中私以外の方が全て医療関係者だったことから、
「うーん、なぜ私はここにいるんだ?」と、
迷い込んでしまった感は最後まで否めなかった・・・が、

それはさておき、チームの皆さんにも恵まれ、
とても面白い4日間だった。

慣れない内容のワークショップが全て終了し、

精神的には高揚気味、

しかし、

普段と違う脳の使い方で
頭の中はオーバーヒート気味、

家に着くまでの約5時間、
全く何もする気になれず、

キットカットを2箱買って、
新幹線の中では、

食べてはボー、
食べてはボー、

を繰り返していた。

ワークショップの内容は、

ある事象から概念を抜き出し、
理論生成をし考察するというものなのだが、

と、同時に、

人は簡単に目的を見失ってしまうという経験をしてきた。

方法を決めて取り組みを始めると、
それをやることが目的になってしまう。

方法の目的化、だ。

仕事でもよくよくありがちだ。

これを起こさないようにするためには、
常に目的を明確にし、関わる人全員で
共有しておく必要がある。

と、

そんなこたぁー、わかっちぁゃいるけど、
難しい、てやんで~、

ってヤツだ。

つくづく、この「共有」とやらは曲者だ。

まぁ、だからこそ「共有」ができた
チームや組織は加速が進むのだろうが。

という事で、

キットカット、

パクっ、

ボー。

私たちは簡単に目的を見失う。

でも、だから、ダメってことではなくて、
見失いがちだから、見失わないようにしようね、と
まずはそれを「忘れない」ということから始めたい。

キットカット、

パクっ、

ボー。

途中、カンボジアへ行っていた息子から、
トランジット先の上海で、
留学している妹と合流~!

と連絡あり。

お~、良かった、良かった。
でも、家に着くまでが遠足だからなぁ、

・・・と言うお決まりのフレーズは心にしまい、

キットカット

パクっ、

ボー、

目的は何かを私達は簡単に見失う、
だからこそ、目的は何かを忘れないようにしたい。

自戒を込めて。

キットカット、

パクっ、

ボー。

おしまーい。