巡業

月曜日から、

別府、名古屋、東京と、

3連チャンのマザーリングマネジメント講座開催を終え、

昨日帰宅。

この3日間、

たくさんの方の前で、

自発的に仕事に取り組むご機嫌な社員を増やすマネジメント、
「マザーリングマネジメント」についてお話しをさせて頂いた。

まさに、巡業(*_*)
いや、出稼ぎ(*_*)

いや、稼げてない( ̄▽ ̄)

で、

昨日の講座にご参加頂いた方が、
こんなことをおっしゃった。

「ウチのホテルは老朽化を何とかすることが先で、
 スタッフの自発性を育てるのはそのあとのような
 気がします。」

と。

確かにその方の「総支配人」という立場を考えると、
そうかも知れないな、と思う。

ただ、

老朽化が進むホテルで働くスタッフたちが、
ニコニコ、ニコニコやたらと機嫌が良かったら、
それだけで他のホテルとの差異化に
繋がるんじゃなかろーかとも思う。

そもそも、なぜ、私が、別府や名古屋へ出向き、
旅館、ホテル業界の皆さんの前でお話しをさせて頂いたり、
東京で毎月講座を開催できるのかと言うと、

ホテルグリーンコアが田舎町に建つ
小さなビジネスホテルにも関わらず、

そこで仕事をしている人たちが、
妙に楽しげだから、だ。

都会にある豪華で大きなホテルで、
ニコニコ仕事をしていても、

お客様に、それは、割と当たり前と言うか、
むしろ当然のこととして受け取られることが
多いだろうから、それ自体はあまり驚かれない。

でも、田舎町の小さなビジネスホテルで働く人たちが、
ニコニコ機嫌が良かったりすると、

それだけでお客様は、「ん?」とか「え?」と言う、
何とも言葉にはできない印象をお持ち下さる、はず(笑)

それは何故かと言うと、

田舎の小さなビジネスホテルに、
ニコニコ機嫌よく仕事をしている人は、
いないと思われているからだろう。

もっと言うと、

田舎のビジネスホテルの仕事が楽しいワケがない、
と思われているからではないかと思う。

だから、

お客様が持たれているイメージと、
実際にそこで働くスタッフのギャップに、

何とも言えない不思議なものを見るような、
そんな引っかかりを持って頂ける可能性がある。

印象に残すことが出来る。

そう考えると、

老朽化が進むホテルだからこそ、
そこで仕事をするスタッフの機嫌を、
際立たせることが出来る。

新築の新しいホテルではできないことなのだ。

ホテルには常に「ハードの老朽化」と言う問題が
ついてまわるが、でも、仕事が面白いかどうかは、
ハードそのものが決めることではない。

写真は別府の研修会場から目の前に広がっていた海。

とても気持ちがいい空間だった。


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