そのままにしない

 

今から7年前の2010年8月に、

本好きの兄から、

「これ、とにかく面白いから読んでみて!」

と手渡された神田昌典氏の「全脳思考」。

そして、

それとほぼ同時期に

「これも!」

と手渡された一橋大学大学院教授、楠木健氏の、

「ストーリーとしての競争戦略」。

この2冊の本を抜きにして、
今のホテルグリーンコアは語れないだろう。

兄は随分あとになってから、こんなふうに言っていた。


「この2冊の本を読んだ時、
 会社経営には何の役にも立たない、
 むしろ経営者としてコンプレックスさえ感じていた
 自分の10代からの映画や本へのオタク性や感性が、
 もしかしたら、経営と言う仕事に
 活かせるのかもしれないと思い嬉しかった。」

と。

未来が急に輝いてみえ思わずステップを踏んで
踊ってしまった!・・・とは言ってなかったけれど、
それに匹敵する嬉しさだったらしい。



そして、



この2冊の本との衝撃的な出会いをきっかけに、


兄は自発的に仕事に取り組むご機嫌な経営者になった(笑)


じゃーん。





人生、何がきっかけでどう転ぶかなんて、ホント誰にもわからない。

ただ、

自分にとって衝撃的な出来事をそのままにしておかず、
何らかの行動に繋げると言うことがその後の人生を左右する、
とても大事なことなのだろう。


先日、

ホテルグリーンコア土浦で有志が集い1泊2日のある合宿があった。 

最後にホテルの入り口で参加者全員で記念写真を撮ろう!
と言うことになり、

ウチのスタッフに撮影をお願いした。 

1枚目、



2枚目、



そして、

3枚目。



そのスタッフは、

3枚目を撮る時に、

ものすごく流暢に、

それはそれは流れるように、

「はい、3枚目撮りまぁーす。
 こちらで最後になりますので、
 皆さん、一番いい笑顔くださぁーーーい!」

と言った。

大きな声で元気よく。

何とも言えない明るいノリで。

私は、

「なぬ?」

と思ったと同時に、

「うん、了解、一番いい笑顔ね。」

と思った。

このスタッフは、

「話が長い。」
「話のオチがない。」
「何が言いたいのかよくわからない」

といつも周りから突っ込まれている('_')

そんな彼の知られざる一面、

写真を撮るのがうまい。

いや違う。

写真を撮るときの妙なノリが面白い('_')

この先の彼の人生でそれが何の役に立つのか、

いや全然何の役にも立たない気もしないではないが、

でも、

人生、何がきっかけでどう転ぶかなんて誰にもわからない。

だから、

話が長かろうが、
オチがなかろうが、
そして結局何が言いたいのかよくわからなかろうが、

あの何とも言えない明るいノリさえあれば、
どんな大波も、きっと、乗り超えられるに違いない。

やっぱり、人から頼まれたことは、
張り切って取り組んだほうがいいな( `ー´)ノ

だって、

人生、何がきっかけでどう転ぶかなんて誰にもわからないし、

何より、

頼まれた時は頼まれた人から見られてるし(笑)

それにしても、衝撃的だった。

でも、

その衝撃的な出来事を何に繋げればいいのか、


今のところ全然わからない('_')