思い立ったが吉日

外は寒いから手袋をしようと思ったら、
バックの中に手袋が一つしかなかった。

朝、乗り換え駅に着いた電車の中。

え、え、えーーーーーーーーーーーーーーーーー(涙)
買ったばっかりなんですけどぉーーーーーー(号泣)

座っていた席の周りには、ない。

と言うことは、

①車から駅までの道?
もしくは、
②車の中?
もしくは、
③家の玄関から駐車場までの庭?
もしくは、
④家の廊下?

なになに、どこーーーーーーーーー?(><)

と言うわけで、
可能性が高いのは①だろうと、
乗車駅に電話をしてみた。

「すみません、今朝、ベージュの手袋の落とし物は、
 ありませんでしたか?」

「ちょっと、お待ちください・・・。
 ベージュの手袋ですね、ありますよ。」

「え、えーーーーーーーーーーーー?
 あるのーーーーーーーーーーーー?」

駅員さんが、

「失くされたのは、右手ですか?」

と言うので、

「ちょっと、待ってください!」

と、

慌てて持っている手袋を手にはめてみた。

うぇーい、左手( ̄▽ ̄)

「そうです、そうです、右手です!
 ベージュで下にモコモコがついてるんですけど、
 ついてますか?」

「モコモコと言うかヒラヒラですかね。」


「え?でも、ヒラヒラと言うよりモコモコじゃないですか?」


「まぁ、いやモコモコ?と言うか、何かこうちょっとついてますね。」


「あー、それ、私のですーーーーーーーーー!
 今日、夜になりますが取りに行きます!」

とお礼と感謝の言葉を伝えて電話を切った。

そして、夜。

降車駅の事務所に出向き、

「すみません、落とし物のベージュの手袋を取りに来ました!」


「あ、ちょっと、お待ちください。ベージュの手袋ですね。
 えーと、これですね。」





と、

写真のような手袋を出してくれた。

・・・これじゃない(-.-)

確かに、
電話口の駅員さんが言っていた通り、
これは、モコモコではなくヒラヒラだ。

打ちひしがれる私に同情したのか、

駅員さんは、

「終点駅の落とし物も見てみましょう!」

とPC画面とにらめっこし、

「てぶくろ~、てぶくろ~、ベージュ、ベージュ」

と言いながら探してくれた。

いい人だ(涙)

・・・が、見つからず(号泣)

でも、

その駅員さんの真摯な対応に心は癒され、

「もう、いいです、大丈夫です、
 ありがとうございました!」

と頭を下げて帰宅。

気に入ってたけど、
縁がなかったのね・・・

と言い聞かせていたら、

落ちていた。

部屋のドアの後ろに\(^o^)/

喜びをわかちあおうと、
駅員さんに電話をしようと思ったが、

「明日の朝、また、駅へ行くしその時でいいや。」

と、電話はせず。

翌朝、駅の事務所を尋ねたら、
駅員さんはすでに退社したあと。

残念。

「思い立ったが吉日」

だな。

2019年、

まずはこの言葉を、

心して。