今年の2月22日に心筋梗塞で倒れ入院していた母は、 今はとても元気になった。 元通り・・・とは言えないまでも、 タクシーで会社に来て伝票整理をしたり、 夜は友達とご飯を食べに行ったり、 大好きな野球や、お相撲を見ては、 手を叩きながら「がんばれー!がんばれー!」と 応援したり。 何より好きな編み物を黙々とこなしている姿は、 少々痩せてしまったものの、 倒れる前とほとんど変わらない。 退院してきた直後は、 何もする気にならないし、 何を目標に生きればいいかわからない、 と言っていたのがウソのように(笑) 昨日の母の日、 母に誘われ2人で映画を観に行った。 前日の夜、私が帰宅するやいなや、 新聞に載っている映画の広告を私に見せながら、 「これを観に行きたいから、明日行かない?」と誘ってきた。 残念ながら私は1ミリも観たい映画ではなかった。 ・・・が、一応どこで上映しているか調べてみたら、 幸か不幸か自宅から徒歩10分程度で行ける映画館で やっているのがわかってしまい、 「・・・じゃあ、行こうか。」 となってしまった。 私はエライ!( ̄▽ ̄)¥ 写真は、映画館へ徒歩で向かう母の後姿。 ・・・と、書くと、 とても仲のいい親子のように聞こえるかもしれないが、 実はそうでもない。 いや、そうでもなかったと言うほが正しい。 ひどく険悪と言うワケではないが、 良好というワケでもない。 同居している母に対して、 私はいつも、 「優しくしたいけど優しくできない」 と言う気持ちを抱えながら生活をしていた。 同居生活のスタートは、 父が急逝した28年前。 悲しみで途方に暮れていた母のことが心配で、 実家のそばに住んでいた私が、 なんだかんだ世話をするようになり、 今日に至っている。 ・・・と言うわけで、 次回からは、 この数ヶ月の間に、 私と母の間に起きたこと、 いや、頑張って起こしたことを 書いていきたいと思うので、 どうぞ、お付き合いください。