価値の原理

前回の続き・・・ではなく、

今日は、都内で2人一緒に生活している、
双子の娘たちのことを書こうと思います。

先日、私が泊まりに行った時に、
双子の上の娘が、

「おばさんに相談がある。」

と言ってきた。
(双子は外では私のことをお母さんや母と呼ぶが、
 家の中ではおばさんと呼ぶ。)

娘の相談はざっくり言うとこんなことだった。

娘は8月にある試験を受けるため、
半年以上前から準備を進めてきているのだが、
6月末で会社を辞めて、
7月は1ヶ月間試験勉強に集中したい・・・が、
6月末で退職すると7月10日に支給予定の賞与が
多分もえらない(号泣)だから、退職する日を遅らせるべきか否か。
要するに、賞与を諦めるか、諦めないか、の相談だった。

娘が勤務している会社は、退職に関して、
一定期間前に言わなくてはいけないという決まりはないと言う。
退職したい旨を上司に言うと、
一日でも早く去ってくれ、と言う空気感になり、
その流れで退職日が決まるらしい。

と言うわけで、娘が考えている案は次の2つ。

①7月1ヶ月間試験勉強に集中するため6月末で退職したい旨を
 タイミングを見計らって上司に言う。(諦めるバージョン)

②7月10日に賞与をもらい退職したい旨を
 タイミングも何も見計らわず支給日翌日の7月11日に上司に言う。
 (諦めないバージョン)

このどちらにするか、決めかねている、とのことだった。

「おばさんは、もし、おばさんの会社の社員が、
 賞与が支給された次の日に退職したいと言ってきたら、どう思う?」

なるほど、

この質問をしてくると言うことは、
その行動に関して「これは人としてどうかな・・・」
と言う思いがあるようだ。

私は、

「うーん、もう少し早く言って欲しかったなぁと思うよね、きっと。
 ただ、まぁ、賞与をもらう権利はあるワケだし、
 責める気持ちにはならないかも知れないけど、
 残念な気持ちにはなるだろうねぇ、多分。」

と言った。

「だよねぇ・・・」

と娘が言うので、

私は「本質行動学」で西條先生から学んだ、

「価値は目的・欲望・関心に応じて立ち現れる」

と言う「価値の原理」について話をした。

今の娘の目的・欲望・関心は、
テスト前に1ヶ月間試験勉強に集中し、
悔いなくテストを迎え絶対に合格したい!
だから、賞与をもらわず退職することに
価値を見出している、と言うことだろう。
であれば、賞与をもらうことは、
案外、自分にとっては実はどちらでもいいことで、
「もえらえるものはもらったほうがいいよね、
 もらわないともったいない。」
と思うからだけなのでは?

とそんな話をしてみた。

それをそばで聞いていた下の娘が

「は?もったいなくね?」

と言ったら、

上の娘が、

「ウチを惑わすな!黙れ、単細胞!」

と言った(・_・)

さて、

娘は、

①、②、どちらにするのか?

どちらでも自分で決めればいいと思う。

右に左にぶつかりながら、
前に進んでくれたらそれでいい。

双子いわく、

学び好きのそのモチベーションが、
どこからきてるのかよくわからないおばさんは('_')

少し離れたところから、
引き続き2人のことを見守っているので(*'▽')


追伸:遊びにもいかず、ひたすら勉強している上の娘は、
   この半年で体重が5,6キロ増えてしまったと言う。
   「ウチ、いーんだ、太っても。今は勉強する!」
   と言っていたにも関わらず、通販で巻くだけで痩せる!
   と言う触れ込みのベルトをひそかに購入し巻いている・・・
   と単細胞が教えてくれた。





私も持ってる。
(私のは肌に塗るゼリー付き)

血は争えない。

って言うか、

みんな単細胞。

笑~