昨日からの続きです。 怒りをため込む前に何をしたのかと言うと・・・、 帰りの車の中で、 私は母に、 「さっき、お店で私のことを紹介してた時、 「この子がホテルを手伝ってるの」って 言ってたでしょう? あの言い方はやめて欲しい。」 と言った。 母は、 「あら、そうだった?ついねぇ・・・」 と言った。 すると後ろに座っていた姉が、 待ってましたとばかりに身を乗り出し、 「ついじゃないよ。あの言い方はないよ。 祐子さんに失礼だよ。」 と言った。 母は、少しばつが悪そうに、 「そうねぇ。 つぃねぇ。 はい、わ・か・り・ま・し・た。 次から気を付けま~す。」 と妙に軽いノリで言った。 以前は、 この何だかよくわからない妙なノリも嫌だった(-_-) でも、よくよく考えると、 姉と私は、古い友人たちからは、 「ふざけ姉妹」と呼ばれている。 62才と58歳の姉妹が 「ふざけ姉妹」なんて、 それは妙なノリだからに違いない(-_-;) と言うワケで、 母と同じ血が流れていることが判明(・.・;) ま、それは、さておき、 私は長い間、 母への納得いかない感情を、 なかったことにしよう、 見ないようにしようと頑張ってきたが、 そうすればするほど、 その感情は自分の中で確たるものになり、 母に対する頑なな態度へと繋がっていった。 自分が不本意に感じたことを、 なかったことにはできなかった。 いい加減重たくなりすぎていた状況に、 向き合い解決しようと言うきっかけを 与えてくれたのが、 西條剛央先生が主催されている EMS(エッセンシャルマネジメントスクール)だった。 EMSでの「本質行動学」の学びを実践に移し、 自分の行動を変えることによって、 少しずつ少しずつ母との関係が変化してきた。 母を見る私の視点の変化はもちろんだが、 自分自身への視点も変化してきたように思える。 母を否定している自分を、 肯定することは難しかった。 ・・・が、 母を肯定している自分のことは、 肯定を超えて自画自賛で、 おまけにネタにできるから一石二鳥だ(笑) 母娘対談@米寿の会。 私の質問に、 時々涙ぐみながらも、 テキパキと答える88才の母は、 やっぱり壇上とマイクが似合っていた。 母の妙なノリを引きついでいるだろう姉と私と(兄)は、 「いい年して仲が良すぎて気持ち悪い。」 と言われるが、 母が死ぬまで兄弟仲良くいることが、 私たち子供が母に出来る 最大の親孝行なのだと信じている。 まぁ、 結構気持ち悪いとは思うけど(笑)