愛は感染する

 

以前、ブログにも書いた本館スタッフの松原は、
金魚のことを金魚以上に考える金魚愛に溢れている人で、

それは、まさに、ホスピタリティ=相手のことを相手以上に考える、
を体現していると言うワケです。


そんな松原が面倒をみている水槽はいつも本当にキレイで、
見ているだけで癒されるのですが・・・本館ロビーの水槽が、
また、1つ増えていました。


その水槽では赤い熱帯魚が気持ちよさそ~うに泳いでいました。





この赤い熱帯魚は((なんとかなんとかと言う長い名前を
教えてもらいましたが、魚に全く関心のない私は、
何一つ覚えていません。)


少し前にこの大きな水槽⇓から、






他の魚たちと一緒にこの水槽⇓に引っ越ししたそうです。






最初は良かったそうなのですが、
ある時から赤熱帯魚が物陰に隠れて、
全然動かなくなってしまったそうです。


泳がないし、食べない。


とにかく陰に隠れてじっとしていて全く動かない。


「え?死んでるの?
 もしかして病気?
 何があったの?
 どうしたんだろう?」


今日はどうした、昨日はどうだった、と、
本館スタッフたちは毎日毎日赤熱帯魚のことを
気にかけ心配していたと松原は言いました。


もちろん、私は、

「えーと、仕事してくれる?」


と突っ込んでおきました(笑)

金魚の母、松原は、
「きっといじめられてるんだ。このままでは大変!」
と赤い熱帯魚を引っ越しさせたそうです。





例え血が繋っていなくとも!
母の直感は正しいのですね。


いじめから解放された赤熱帯魚は、
みるみるうちに元気になり、
以前と同じようにちゃんと食べて、
元気に泳ぎまわるようになったと、
母松原は言っていました。


受け入れがたいことが起きた時、
環境を変えることはとても大切で、
それは、金魚も人間も変わらないのね、
と思いました。 

人間関係、もとい、魚関係には関心ある私が、

「赤金魚はどれにいじめらていたの?」

と聞くと、




「この2匹です。」

と教えてくれました。

「赤金魚のきれいな尾ひれは、突っつかれて
 破けて小さくなってしまいました。」

と母松原は悲しそうでした。


でも、この2匹、母松原の愛が見た目が華やかな赤金魚に
向いていたので、もしかしたら嫉妬していたのかも・・・

と勝手に想像していたら、
急に2匹が健気に見えて、
同情の念が沸いてきました。

 
愛は感染します。

金魚に全く関心のない私が、
松原の金魚愛に感染して、
しばし、金魚の人生(魚生?)に
想いを馳せてしまいました。


本館は、今も、通常営業にはなっていません・・・が、
本館スタッフは「自分たちを忘れてくれるな!」と、
以前ご利用頂いたご家族連れのお客様に、
お手紙やお電話でずっとアプローチをし続けてきました。


そして、その中から頂いた1件のご予約から始まった、
本館プチアトラクションの取り組み。

いよいよ明日、初めての開催です。
明日は、6組のご家族連れに体験して頂く予定だそうです。


その6組のお客様のために、本館メンバーは、
最後の準備に忙しそうでした。
(風船おじさんも忙しぶってました(笑))





彼らを見ていると、明日、ご来館されるご家族連れに、
お子様たちに、どうか、喜んで頂けますように・・・
と願わずにはいられません。


子供たちのことを子供たち以上に考えて準備を
してきた本館のメンバーのプチアトラクション。


どうか、明日がいい一日になりますように。


パンパン。