言葉を聞く

面談は、どうしても相手の反応を見ながらの
受け答えになってしまう側面があるので、
「相手を知る」と言う意味では限界があるよなぁ・・・
と思っていました。

 
まして、私=経営者との面談であれば、なおさら。

さらに、

私はカウンセラーではないので、
向かい合ったスタッフから、
様々なことを読み取れる力があるわけでもないし・・・

 
そんなことをツラツラと考えていた時に、
ある人から、


 
「祐子さんは〇〇だから、
 きっと□□なのではないですか?」

 
とビシッとフィードバックされ、
私は思わず次のように聞いてしまいました。

  
「ねぇねぇ、何で私のことがわかるの?」

 
と。

 
その人は、

 
「祐子さんが使っている言葉を聞いているからです。」


 
と言いました。


そして、

 
「その人がどんな言葉を使っているかを聞いていると
 だいたいどんな人かわかりますよ。」

 
と。


なるほど、


着ている服でその人の生活スタイルをイメージするように、
使っている言葉でその人の傾向や資質をイメージするのか。


と妙に納得がいきました。

それからは、人と話す時、
「言葉を聞く」と言うことを、
それまで以上に意識するようになりました。

先日のスタッフ面談でのこと。

スタッフが、

「家でカクテルを作って飲んでいます。」

と言いました。

「へぇ~。カクテルが好きなの?」

と聞くと

「東京に住んでいた学生の頃は、近くにあるバーに
 カクテルを飲みに行くのが好きでよく行っていましたが、
 この辺(埼玉県幸手市)は、バーがないので(田舎、残念!)
 家で自分で作って飲むようになりました。
 YouTubeを見たり、バーで働いている友達に作り方を
 聞いたりしながら情報を集めています。
 学生の頃に、バーでバイトをしなかったことを、
 今さらながらすごく後悔しています。」

 
と言いました。

 
「後悔」と言う言葉から、
 飲むことから作ることへと関心が移り、
「時間があった学生の頃に、カクテルに
 もっと触れていればよかった・・・」
と言う気持ちがひしひしと伝わってきたので、


私が、

 
「じゃあ、ホテルでカクテルを作って
 お客様にご提供してみるのは、どう?」

 
と言うと、


「え?そんなことして、いいんですか?(キラキラ)」


とスタッフは言い、
みるみるうちに目に星が宿りました(笑)


自分の「好き」と自分の「仕事」が繋がったら、
こんなに嬉しいことはないのでは?と思う。

 
理不尽な出来事が続いている2020年、

上手くいく、いかないはどうでもよく、
一人でも多くのスタッフが、たとえほんの少しでもいいから、
自分の「好き」を自分の「仕事」の一部に
活かせてもらえたら、経営者として、
こんなに嬉しいことはない。

からの、

スーパーJチャンネル、4日間の密着取材。

上記の話を面白がってくれたディレクターさんが、

「カクテルも撮りましょう!」

と、



急遽取材をして下さいました。

そのスタッフは、取材されることも、
職場でバーが出来るかもしれないことも、
嬉しくて、嬉しくて・・・


思わず、山形で旅館を営むご両親に
電話をしてしまったそうです(≧▽≦)

 







この取材の放映日は、


テレビ朝日、スーパーJチャンネル、
10月4日(日)17:30~18:00の
5分間だそうです。

バーテンダー木戸クン、

映ればいいなぁ・・・



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