シンボル

 

来週、東京は、3回目の緊急事態宣言が発出されるとのこと。

今回、ウチのホテルが建つ埼玉県と茨城県は宣言から
外れたものの、東京の影響を大きく受けるため、
予約、キャンセルの繰り返しは避けられないでしょう。


ちょうど去年の今頃は、1回目の緊急事態宣言が
発令されていて、ホテルグリーンコアも、
今日から3週間ほど全館休館に入りました。


34年間ホテルの仕事をしてきて初めての事態・・・。
この先どうなるのかわからない不安な気持ちを抱えながら、
今やれることは何なのかを考えていたことを思い出します。

全館休館に入るにあたり、私は、スタッフに、
「自分の好きを追求して欲しい。」と伝えました。

「この先どうなるのかわからない不安な状況で、
 みんな疲れているし、傷ついている。こんな時、
 何をすれば楽しい気持ちになるんだろう?」


と考えた結果が、上記の
「自分の好きを追求して欲しい。」でした。

それが仕事に繋がるどうかはさておき、
とにかく自分の好きなことや関心があることを考えれば、
少なくとも下を向かずにすむのでは?と。

スタッフの好きや関心の追及は、
のちにプラン造成に繋がり、
結果、新聞、ラジオ、テレビの取材を
受けることに繋がりました。

売上にはあまり繋がりませんでしたが(涙)

でも、確実に未来への活力に繋がりました(喜)


あ、違う、違う、違います!

今まで、ウチの取り組みは、
何度かテレビ取材を受けており、放映されるたびに、
「電話が鳴りやまないかも知れない!」
と期待に胸を膨らませるものの、未だ、
そんな瞬間が訪れたことはありません(号泣)

・・・が、

去年の「スーパーJチャンネル」の放映中に、
何組かのご家族連れから予約が入る!と言う今までにはない
画期的なことが起きました。

なぜ、今回はそれが起きたのか不思議でした・・・が、

スーパーJチャンネルのディレクターさんが、
ミーティングで魚釣りの金魚(by色紙)についてみんなで
真剣に話している姿をみて「マジでサイコー!」と
喜んでいらしたのが大きな理由だったのではないか、と。

こんな大変な時なのに、
みんなで色紙の金魚について(喜)
真面目に話し合っている(大喜)

スタッフの健気さがディレクターさんに伝わり、
ディレクターさんのマジサイコー!な愉しさが
番組を観ていた方に伝わり、それが予約に繋がったのでは
なかろーか、と。

3回目の緊急事態宣言。

またか・・・、
一体、いつまで・・・と、

心が折れそうになりますが、
そうは問屋が卸しません。

35年前、父親が、周りの、
「こんな田舎町にホテルを建てても絶対にうまくいかない。」
と言う反対を押し切って建てた、ホテルグリーンコア。

父親はホテルグリーンコアが
「町のシンボル」になればいいと考えていました。

今一度、私たちは、この地に建つ自分たちのホテルの使命を
考えていきたいと思います。


写真は我が子のお誕生日を祝いたい・・・と言う
ベトナム人ファミリーのオーダーに、風船全開で
お応えした時のもの。


一日も早く、また、こんな日が来ることを願いつつ・・・







笑う門には福来る。

口角あげて参ります!

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