台風9号

台風9号の雨と風はすごかった。

台風通過中の午後は、
スタッフとのミーティングだったが、

会議室に聞こえてくる風と雨の音が怖くて、
何度も外を見に行ってしまった。

夕方5時頃には風も雨も静かになり、
各館から雨漏れ等の連絡が入ったが、
大事に至らず「良かった」と一息ついて家に帰った。

留学先の上海から戻り、
大学が始まるまでの残りの夏休み、
家の近所のお弁当屋さんでバイトを始めた、
双子の下の娘は、

関東地方への台風上陸が繰り返しアナウンスされていた前日、

「明日のバイトはヒマだろーなー。
 台風の中わざわざお弁当を買いに来る人が
 いるワケないしぃー。」

と言っていた。

台風通過。

バイトから帰ってきた娘が、

私の顔を見るなり、

「ねぇ。今日、今までで一番忙しかったんだけど。
 あんなにすごい風と雨の中をお弁当を買いにくるって
 どういうことだと思う?マジ、わかんなくね?
 家の中に食べ物が何もないってこと?
 家の中に食べ物が何もない人があんなにいるってこと?
 どういうことだと思う?」

娘は唐揚げをあげながら、

「なぜ、こんなにすごい雨と風なのに、
 わざわざお弁当を買いに来るんだろう・・・」

と、ずっと考え続けていたが、
結局、最後まで答えがわからなかったらしい( ̄▽ ̄)

おまけに、

上海から日本へ送った段ボール1箱分の荷物が、
家のそばの郵便局まで来ていたにも関わらず、

預かり期間を過ぎたという理由で、
上海へ送り返されてしまったことが判明し、

「なぜ、こうなるのか。
 人生は謎の連続だ。」

と力なくつぶやいていた。

家の近くまで来ていた荷物が、
なぜ、上海へ送り返されてしまったのか?

2人で検証。

ほんの少しのミスの連鎖が今回のことを引き起こしている、
と娘は言っていたが、

そもそも、娘が伝票の控えを失くしたため、
なかなか着かない荷物の行方を追うのに、
上海の郵便局でとても手間取っていた。

だから、

娘に、

「このトラブルのスタートはYOU、キミね、キミ。
 あなただと思いまーす!」

と言ったら、

細い目をさらに細くして睨まれた。

写真は、炎天下、おばあちゃんの指示のもと、
お盆の後片付けをしている娘。

頑張れ~

色々と(笑)

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