7月7日七夕の日に、 アマゾンで「泣ける会議」の販売が始まった。 まさか自分が著者となり、 本を出版するなんていうことが、 自分の人生で起きるとは、 数年前までは想像すらしたことがなかった。 私は、 ①生まれてから55年間ずっと埼玉県の幸手市に住んでいる。 ②19歳から10年間付き合った人と29歳で結婚した。 ③25歳から始めたホテルグリーンコアの仕事は今年で30年め。 「だから、どーした?」なのだが、 もし、知らない誰かが、 ①~③の事象をみたら、 「この人って、継続する力があると言う見方もできるけど、 新しい環境に飛び込んだり、新しいことに挑戦するような、 そういうチャレンジ精神がちょっとないって言うか、 欠けてるって言うか・・・」 と言われるんじゃなかろーかと思う。 ま、知らない誰かに言われるのも何なので自分で言うと、 私は、 知らないなにかをすることよりも、 わかりきっている同じことを繰り返すことのほうが、 好きなのだ。 未来は過去の延長で良かったし、 今、知ってる人たちだけが周りにいてくれれば、 それで良かった。 だから、 そんな、 私が、 著者になりたいなんて 思うワケがなかった。 しかし、 2010年、 当時ホテルの通り挟んだ向かい側に建っていた、 「文教堂」 と言う本屋さんで、 共に仕事をしている私の兄が、 経営コンサルタントの神田昌典氏が書かれた、 「全脳思考」 と言う本を手に取った時から、 ホテルグリーンコアの第2章が、 私の意思とは全く関係なく、 静かに幕を開けたのだ。 そうでも思わないと、 私の人生の他の出来事と辻褄があわない(=_=) 初夏になる少し前だったと思う。 「とにかく面白い本だから、これ読んでみて。」 と、 兄が興奮気味に私に1冊の本を手渡してきた。 昔から兄は面白い本や映画があると私に教えてくれた。 本好きの兄が明らかに興奮しているのがわかったので、 私もすぐにその本を読んでみた。 が、 書いてあることがさっぱりわからなかった。 何度読んでも、まったく、わからなかった。 ただ、 書いてあることがよくわからない、 ということだけが。 はっきりわかった(笑) でも、 今は、 はっきりわかる。 今、 ホテルグリーンコアをとりまいている 様々な出来事は、 この本との出会いがなければ、 起こりえなかった、 と。 本ではさっぱりわからなかった「全脳思考」だったが、 セミナーに行ったら、 何を言わんとしているのかが、 ようやくわかった。 そして、 面白いと思った。 気がつくと、 のちにグリーンコアを大きく変えるきっかけとなった 「全脳思考」と出会い、 その理解も少しは深まった2010年が、 静かに終わろうとしていた。 続く・・・