人はみんな自らを肯定されたい

前回のブログも母のことを書いたので、
もう少し母とのことを。





来月89才になるウチの母は、
年寄り扱いされることをとても嫌がります。

地域の敬老会は「あれは年寄りの行くところ」と
行ったことがありません(笑)

まぁ、穏やかな人ではありますが、
とにかく、年寄り扱いされていると感じると、
どんどん機嫌が悪くなっていきます。

こちらが心配すればするほど、
俄然不機嫌になっていきます。

おまけに。

自分を本気で若いと思ってる?と、
耳を疑うような発言を連発する時があります。

例えば。

私が荷物をたくさん入れたバッグを持っていると、
「お母さんが持とうか?」

都内に住んでいる双子の娘たちが、
夜遅くに帰ってくることがわかると、
「お母さんが駅まで迎えに行ってこようか?」

都内に住んでいる息子が夜10時頃、
お夕飯を食べずに急に帰ってくることがわかると、
「お母さんがベルク(近所のスーパー)に
 行って何か買ってこようか?」

いやいやいやいや、
そんなことされたら、
むしろ、心配が増えるだけですけどーーーーーーー!

でも、

母は

「(年齢のわりには)若い・元気・できる」

と言うことに価値を見出しているので、

「自分には出来る」

と思い込んでいます。

いや、思い込みたいのかな。

だから、私は、心配するのをやめました(笑)

さすがに、上記のことをお願いすることはありませんが、

「気を付けて!」と心配するのではなく、
「大丈夫だよ!」と応援することにしました。


昨年通っていた本質行動学の学びの中で、
西條剛央先生から教えて頂いた、

「人はみんな自らを肯定されたい、これは人間の本質です。」

と言うこと。


年寄り扱いされたくないのに、
心配ばかりされていたら、
それは、母にとっては否定されていることと
きっと、同じ。

人はみんな自らを肯定されたいのだから、
「否定されている」と感じていたら、
上手くいくワケがありません。


だから、
心配ではなく応援にしました。

少し前になりますが、
双子の娘たちが、急に真面目にこんなことを
言った時があります。

「おばさん(双子は私のことをおばさんと呼ぶ)って
 すごくね?今までずーっと働いてるんでしょ?
 やばくね?マジ、尊敬ー。」

と。

言い方はさておき、
シンプルに嬉しかったのを覚えています。

それは何故かと言うと、私がやってきたことを、
娘たちに肯定されたと思えたから。

「ふ、ふ、ふ」と思わず嬉しそうにしてしまったので、
双子は、

「おばさん、喜んでる。」

と思っていたと思います。

それが、ちょっと、悔しいですけど(笑)



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